業務プロセスを可視化するNEVA Discover

執筆者: Karen Inbar
October 1, 2022

業務プロセスのボトルネック、実行時のギャップ、ミスが多発する手作業のタスク、システムの遅延、ナレッジベースへの過度の依存など、業務では無数の非効率的な作業が存在します。しかし、業務の自動化と最適化のために、何をすべきかを決定するには、正しいデータとインサイトが得られなければ簡単ではありません。

そこで、NICE独自のAIを活用した「デスクトップ・アナリティクス」と「タスク・マイニングソリューション」を備えた「NEVA Discover」が役立ちます。NEVA Discoverを使用すれば、従業員がパソコン上で作業をどう実行しているかを可視化でき、業務改善が必要な箇所をすばやく発見できます。これにより、RPA導入が可能な業務領域、応対品質の改善、エージェントへの研修を強化すべき領域を発見することができます。

NEVA Discoverの仕組み

NEVA Discoverは科学的アプローチを使用して、業務改善が必要な箇所を発見したうえで最適化し、継続的な改善を促します。このソリューションは従業員がデスクトップ上で行う、マウスのクリック、キーのストローク、コピーアンドペーストなど、日常的な業務の情報を収集します。

従業員が毎日、仕事で行う無数の小さな行動データを集めることで、AIが自動的に反復タスク、利用パターン、自動化できる業務を検出します。複数のエージェントが、異なる方法で同じタスクを処理した場合の差異を検出できるなど、高度なテクノロジーを備えています。NEVA Discoverは、データプライバシー規制に準拠してデータを収集します。

収集したデータからNEVA Discoverは、効率化が可能な業務、業務アプリケーションによる生産性への貢献度、平均処理時間などについてのインサイトを提供します。また、効率化への最善の方法についても提案することができます。このアプローチで、従業員、プロセス、システムが実世界でどう稼働しているかについて、中立な立場から得られたデータをもとに、最適化のケースを作成できます。

AIを活用したスマートな業務効率の改善

NEVA Discoverから得られた中立的で、具体的な施策に落とし込めるインサイトは、業務自動化のプロセスにメリットをもたらします。従業員がKPI達成できるよう研修を受けるべき領域がどこにあるか、ビジネスアナリストが推奨できるよう支援します。

AIにより、作業頻度、作業の処理時間、重要性、ミスの発生率、複雑さ、変動要素、手作業の種類などのパラメーターごとに、業務を最適化するために優先付けします。これにより、企業は収益に対する影響と投資対効果を最大化するべく、最適化に注力できます。

監督不要な機械学習エンジンは、デスクトップ上での従業員の動きを順位付け、クラスター化、ラベル付けし、自動化の可能性を発見します。ワンクリック・オートメーション機能を使用すれば、効果がある施策順に、手軽に自動化を実施することができます。

業務を継続的に効率化するには

NEVA Discoverは、従業員を反復的な作業から解放し、付加価値の高い業務に専念させ、従業員の仕事への満足度を高めます。従業員の満足度が向上すると、顧客体験の改善、生産性の向上にもつながります。企業の成長に合わせた、継続的な改善を実現する基盤を構築します。

現行業務の可視化やAIを活用した業務効率の改善に興味がありますか?NEVA Discoverの詳細や製品デモについては、弊社までお問い合わせください。